セイレーン

 名称;セイレーン (Siren)
 種別;魔物
 住処;海辺・孤島など(海の近くに住んでいる)
 出典;ギリシャ神話
 知能;人間ぐらい
 特殊能力;飛行・魅惑の歌声
 関連項目など;なし
 美しい女の顔に、海鳥の身体をした魔物。
 ギリシア神話で登場するこの魔物たちは、 美しく甘い歌声で不思議な歌を歌い、何隻もの船を沈めている。セイレーンの歌声を聞いたものは、永遠に歌を聞きつづけたくなってしまい、そのまま船は難破してしまうからである。
 そのため、セイレーンの住みかは、歌声に魅せられ死んでしまった、船乗り達の白骨で白くなっていると伝えられている。

 セイレーンの歌声は強力で、ほとんどの場合、無事にはすまない。
 ギリシャ神話では無事にすんだのは、オデュッセウスとオルフェウスぐらい。
 オデュッセウスがセイレーンに遭遇した時は、彼は自分の身体を船に縛り付けて動けなくし、なんとか歌声に耐えたといわれる。
 オルフェウスのほうは、ギリシア一と言われるほどの竪琴の名手であり、素晴らしい歌によって、セイレーンの歌声を寄せ付けなったからである。